
老後資金は「平均額」をそのまま目標にするより、自分の暮らし方から不足額を計算するほうが現実的です。家族構成や住まいの選択が多様だからこそ、必要額を自分仕様に組み立てましょう。
最初に確認するのは、①毎月の生活費、②住居費、③公的年金の見込額、④医療・介護や住み替えの予備費です。一人暮らしとパートナーとの暮らしでは、共有できる支出と個別に必要な備えが異なります。
老後資金は「支出−収入」で考える
退職後の年間支出から、公的年金などの年間収入を差し引き、想定する年数を掛けます。そこへ住み替え、医療・介護、家電の買い替えなどの臨時費用を加えると、自分用の目安が見えてきます。日本年金機構の「ねんきんネット」では、年金記録と将来の年金見込額を確認できます。
一人で暮らす場合の確認点
家賃を払い続けるのか、持ち家を維持するのかで必要額は大きく変わります。緊急連絡先、入院時の支援、介護が必要になったときに誰へ頼るかも、お金とセットで考えておきたい項目です。
パートナーと暮らす場合の確認点
生活費を共有できても、資産・口座・保険・住宅の名義は別々です。どちらかが先に亡くなった場合や、介護で働けなくなった場合も想定し、二人の共通費と個人の備えを分けて確認しましょう。
今日からできる3ステップ
まずねんきんネットで見込額を確認し、次に現在の1か月の生活費を記録します。最後に「一人の場合」「二人の場合」の2パターンで住居費と支援費用を書き出すと、相談したい論点が明確になります。
制度・税務・法律・金融商品の条件は個別事情や提供元によって異なります。最新の公式情報を確認し、必要に応じて弁護士・司法書士・税理士などの専門家へ相談してください。
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参考:金融庁、日本年金機構、法務省、住宅金融支援機構の公開情報。確認日:2026年8月24日。
