Laiの導入を具体的に進める段階では、申込みより先に、情報、権限、承認、テスト、記録方法を揃えます。本記事は導入可否を考えるLai導入判断チェックリストとは役割が異なります。
※料金・機能・提供条件は2026年8月3日時点のLai公式サイトをもとにしています。内容は変更される場合があるため、契約前に公式サイトまたは問い合わせ窓口で最新情報をご確認ください。
導入目的を一文で決める
「AIを使う」ではなく、「週3回の配信文作成を標準化する」「シナリオ設定案の確認時間を記録する」など、対象業務と評価方法を定めます。全体の検討順はLai導入総合ガイドで確認できます。

LINE公式アカウントの現状
アカウント名、管理者、契約プラン、既存ツール、配信予約、シナリオ、タグ、フォーム、リッチメニュー、Webhookを一覧にします。重複設定や停止漏れを見つけるため、最終更新者と更新日も記録します。
現在の友だち数や配信状況
友だち数、到達可能数、月間配信数、ピーク月、セグメント数、配信頻度を直近3~6か月で確認します。プラン上限の判断はLaiのStarter・Standard・Pro比較と照合します。
運用担当者・管理者・承認者
文章作成、設定、事実確認、法令・規約確認、最終承認、配信、分析を誰が担うかを表にします。一人が複数役を持つ場合も、確認順序と代行者を決めます。
権限設定
必要最小限の権限を付与し、退職者や外部委託先の不要権限を削除します。公式案内ではLINE公式アカウントの管理者権限が必要です。共有アカウントの使い回しを避け、操作履歴を追える状態にします。
外部担当者として利用する場合は、招待方法、ロール、契約主体、アカウント単位の料金を事前に整理してください。 運用支援者がLai導入前に確認したい権限・契約条件

配信ルールとブランド表現
配信可能な曜日・時間、対象件数、除外条件、禁止表現、価格や期限の確認元、敬称、語尾、絵文字、緊急時の停止ルールを決めます。AIへ渡すプロンプトにも同じ基準を反映します。
顧客情報と個人情報の扱い
AIへ入力可能な情報、匿名化方法、保存場所、閲覧者、削除手順を社内規程と照合します。氏名、連絡先、購買履歴などを入力する必要があるかを問い直し、必要最小限にします。
タグ設計
タグ名、目的、付与条件、解除条件、責任者、有効期限を表にします。同じ意味のタグや使われていないタグを整理し、配信対象の誤りを防ぎます。
シナリオ設計
目的、開始条件、配信間隔、1通ごとの役割、分岐、停止条件、CTAを記載します。詳しい作り方はLINEシナリオ配信の設計方法を参照してください。
フォーム項目とリッチメニューの導線
フォームは取得目的と必須項目を見直し、個人情報を過剰に集めないようにします。リッチメニューは優先導線、ラベル、遷移先、表示期間、計測方法をリッチメニュー導線設計に沿って確認します。
API・Webhook等の連携要件
接続先、認証、送受信項目、頻度、エラー時の再送、ログ、担当者をまとめます。公式ではAPIキー発行はStandard以上です。外部API対応だけで接続できると判断せず、仕様確認を行います。
テスト環境・テスト配信
社内のテスト対象者、テスト用タグ、確認端末、合格基準を準備します。PCの管理画面だけでなく、実際のスマートフォンで文章、画像、リンク、差し込み、停止を確認します。

誤配信時の対応
停止判断者、連絡経路、訂正文の承認、対象者の特定、ログ保全、再発防止レビューを事前に決めます。「誤配信が起きない」と想定するのではなく、起きたときに早く判断できる体制を作ります。
導入後に記録するKPI
開封、クリック、配信停止、ブロック、問い合わせ、シナリオ到達、作業時間、修正回数、承認時間を記録します。数字の意味はLINE運用の分析指標で確認してください。
開始前チェックリスト
- 目的と対象業務が一文で説明できる
- 管理者・担当者・承認者が決まっている
- 配信ルールとブランド表現が文書化されている
- 顧客情報の取扱いが承認されている
- タグ、シナリオ、フォーム、導線を棚卸しした
- 連携要件とテスト計画がある
- 誤配信時対応とKPI記録先が決まっている
LINE運用へのLai導入条件を確認する際は、この一覧を問い合わせ内容として使えます。申込み前にもう一度Laiのプランと必要条件を確認すると、情報不足を減らせます。
移行対象と残す設定を分ける
現在のツールやLINE公式アカウントにある設定を、継続、変更、停止、保留に分類します。すべてを一度に移すと原因の特定が難しくなるため、配信文、タグ、シナリオ、フォームなど単位を分けて移行日を決めます。
承認記録の残し方
誰が、いつ、どの版を、何の根拠で承認したかを残します。チャットだけで承認すると後から検索しにくいため、案件名、配信日時、対象件数、確認項目を同じ形式で記録します。
担当者向け操作手順
日常操作、権限申請、テスト配信、本番配信、停止、問い合わせの手順を分けます。画面変更に備えて更新担当者と見直し日を設定し、スクリーンショットだけに依存しない説明を加えます。
開始判定の会議で確認すること
未解決の要確認事項、テスト結果、配信対象、承認者、緊急連絡、課金条件を確認します。一つでも重大な不明点があれば開始日を優先せず、対象範囲を縮小するか公式へ確認します。
導入後30日間の点検
最初の週は操作と承認、2週目は配信結果、月末は上限・費用・KPIを確認します。修正が多かった入力条件や判断が分かれた表現をテンプレートへ反映し、次月の運用ルールを更新します。
準備資料の保管場所
運用ルール、権限表、タグ一覧、シナリオ図、フォーム項目、連携仕様、承認記録を一つの管理場所にまとめます。閲覧権限と更新責任者を設定し、最新版が分かるよう更新日を付けます。
本番開始前の最終承認
テスト結果、未解決事項、配信対象、リンク、日時、停止方法、問い合わせ先を承認者が確認します。要確認が残る場合は開始範囲を縮小し、期限より安全な運用を優先します。
技術要件はLaiのAPI・外部連携、契約後はLai導入後の初期設定で確認できます。
よくある質問
lai-checklistとこの記事の違いは何ですか?
lai-checklistはLaiを導入するか判断するための記事です。本記事は導入を進めると決めた段階で、情報・権限・運用体制を準備するための記事です。
LINE公式アカウントの管理者権限は必要ですか?
公式案内では管理者権限が必要です。誰が保有しているか、引継ぎ可能か、不要な権限が残っていないかを確認してください。
APIやWebhookの準備は全社で必要ですか?
必要な連携がある場合だけ整理します。公式ではAPIキー発行はStandard以上と案内されていますが、接続先仕様への適合は個別確認が必要です。
導入前に本番配信を行うべきですか?
先にテスト対象者で、対象、差し込み、リンク、日時、停止条件、承認を確認します。本番配信は合格基準を満たした後に段階的に行います。
準備できる情報と体制が、Laiの各プランに合うか確認できます。
